白内障CATARACT

白内障

白内障
白内障になると、視界がかすんだり、ものがぼやけて見えたりするようになります。また、日光や照明の下では光がまぶしく感じられ、見づらさが増すこともあります。病気が進むと、瞳の中心部分が白っぽく濁って見える場合があります。進行はゆるやかであるため、自分では症状に気づかないまま過ごしてしまう方も少なくありません。

こんな症状ありませんか

  • 光がまぶしく感じて見づらい
  • 目の中心(瞳)が白っぽく見える
  • 視界がかすんで、ものがはっきり見えにくい

白内障について

白内障の治療は「目薬(点眼薬)」または「手術」です。
目薬を使えば白内障の進行をおそくすることもできますが、日常生活に不自由が起きていれば「手術」をご提案させていただきます。
もちろん、視力が0.7以上あり、お車の運転や生活に支障がない場合は、無理やりすすめることはいたしません。
手術を行った方が良い場合には「いつ手術を行うのか」、「どのように手術するのか」などをご説明させていただき、最終的に手術するかどうかは患者さまに判断していただきます。

もし手術をご希望されたら、別日をもうけて再度30分ほどの時間をかけて、患者さまとご家族に病気や手術についてご説明いたします。
なお、手術で怖いものは感染症ですので、具体的な数字を使ってリスクについても、お話しさせていただきます。もし何かご不安なことがありましたら、ご質問をしてください。

白内障の症状
  • 視界がかすんで、物が二重やぼやけて見えることがある
  • 光に敏感になり、強いまぶしさを感じやすい
  • 夜間の運転や暗い場所での視力が低下する
  • 色の見え方が変わり、以前より黄色っぽく見えることがある
  • 進行すると黒目の中央(瞳孔)が白く濁って見える場合がある
白内障の原因
白内障の原因は主に加齢による水晶体の濁りですが、それ以外にもさまざまな要因があります。代表的なリスクとして、高齢(特に50歳以上)や遺伝的要因が挙げられます。
さらに、糖尿病や高血圧などの全身疾患、紫外線への長期曝露、喫煙や飲酒、外傷、長期にわたるステロイド薬の使用なども関与します。
また、アトピー性皮膚炎、目の手術歴、放射線被曝などが白内障の発症リスクを高めることも知られています。